無垢材のオーダーメイド家具、お手入れの方法は?
「最近人気の無垢材の家具を購入したい」
「オーダーメイドで家具を買うからにはいい素材を使いたい」
こういったことを考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、無垢材についてあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、無垢材に関して、そしてそのお手入れの方法に関してご紹介します。
□無垢材とは
無垢材とは、簡単に説明すると、接着剤などを使わずに製材品として活用する木材のことを指します。
つまり、一本の木から切り出された木材であるため、化学物質を含まず、人にやさしい木材なのです。
一方で無垢材を接着剤でつなぎ合わせたものを集成材といいます。
無垢材の特徴として、素材のひとつひとつが木本来の木目をしていて、天然の木から作られるので同じ形や色、木目をしたものはなく、自然をそのまま感じることができます。
また、湿度を調整する作用もあり、水分を吸収、放出することにより縮んだり膨らんだりします。
□無垢材のメリット
無垢材のメリットはなんといっても、風合いの美しさや肌触り、経年変化を楽しめる点です。
一般的に家具は数年〜数十年使うことになりますし、皆さんの好みに合わせたオーダー家具であれば、さらに長年使うことになるかもしれません。
月日が経つごとに変化する風合いを楽しめるのも無垢材ならではです。
□お手入れの方法
・日常的なお手入れ
お手入れの基本は、固く絞ったクロスかもしくは乾いたクロスで拭くことです。
先ほどもお話しましたが、無垢材は水分を吸収するので、濡れすぎたタオルで拭くと水分を大量に吸収して、シミやひび割れの原因になってしまいます。
少し取れにくい汚れは消しゴムを利用してみると、きれいに落ちることがあるのでぜひ一度試してみてください。
・傷やへこみができた場合
小さな傷やへこみ、汚れが気になる場合は、その部分をサンドペーパーで軽く削ってならすと、その部分を目立たなくすることができます。
まずは、少し粗目のサンドペーパーで削って、汚れや傷が目立たなくなったら、目の細かいサンドペーパーを使って表面を整えていくと上手くいきます。
スギやパインとなどのやわらかい樹種のへこみは、濡れたタオルを置いてアイロンをかけると、ある程度元に戻すことができます。
この際、しっかりと乾燥させてからサンドペーパーをかけて表面を整え、最後の仕上げにオイルやワックスでコーティングすると仕上がりもよくなります。
□まとめ
無垢材は人にやさしく、自然の素材を感じられる一方で、お手入れに少し気を使わなくてはいけません。
大切な家具を大事に使い続けるためにも、無垢材の特徴やお手入れの仕方をしっかりと認識して購入、使用してくださいね。